「アドレスブック」や Numbers 書類に定義されているデータはいずれも、Pages 書類に挿入できます。ほかのユーザから送られてきた仮想アドレスカード(vCard)のデータも挿入できます。この機能を利用すれば、手紙、契約書、封筒などの書類を、宛先ごとに文面を変えて作成できます。これは差し込み印刷機能ともいいます。
Pages 書類に差し込みフィールドがあれば、データがここに自動的に埋め込まれます。差し込みフィールドは、「アドレスブック」、「Numbers」、vCard のどのデータをどの位置に挿入すればよいかを示します。
書類に設定できる差し込みフィールドには次の 2 種類があります:
差出人フィールドには、書類の送信者に関する情報が表示されます。たとえば、差出人フィールドを使って手紙のヘッダのフォーマットを決めておき、会社名、住所、電話番号を表示することができます。
差出人フィールドには、「自分のカード」という「アドレスブック」のカードから抽出したデータが自動的に使われます。
差し込みフィールドには、「アドレスブック」や Numbers 書類からのデータが表示されます。たとえば、手紙のさまざまな場所に差し込みフィールドを配置し、そこに相手の名前を挿入するといった使い方ができます。
複数の宛先に送る書類に個人データを埋め込む場合は、「アドレスブック」のグループを指定するか、該当する複数のカードを選択するか、Numbers 書類の表を選びます。それにより、それぞれの「アドレスブック」の連絡先情報や Numbers レコードを埋め込んだ手紙が作成されます。どの書類でも差出人データは同じですが、差し込みフィールドに埋め込むデータはそれぞれ異なります。作成された結果は、プリントするほか、連絡先ごとにセクション分けした新しい書類として保存することもできます。
学習したいこと
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参照先
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書類に差出人データまたは差し込みデータを追加する |
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新しい差し込みフィールドを変更または作成する |
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50 を超える差し込みフィールド名から選んで書類に追加する |