デュアルディスプレイ構成(一方が発表者用、もう一方が聴衆向け)の場合や、1 台のディスプレイでプレゼンテーションのリハーサルを行う場合、発表者に有益な情報を表示できます。たとえば、時計やタイマーを表示したり、次のスライドのプレビューやその他のプロンプトを表示したりするように構成できます。(発表者の表示は自動再生プレゼンテーションでは使用できません。)

発表者の表示に表示するプロンプトやそれらの配置方法を指定できます。発表者の表示をカスタマイズする前に、発表者の表示を有効にして、2 台のディスプレイうちどちらに表示するのかを指定する必要があります。

発表者ディスプレイを有効にするには:
  1. 「Keynote」>「環境設定」と選択し、「発表者ディスプレイ」をクリックします。

  2. 「発表者の情報表示用に別のディスプレイを使用」を選択します。

    「環境設定」ウインドウで、発表者ディスプレイに表示したい項目を選択することもできます。ただし、発表者ディスプレイをカスタマイズするときにさまざまなオプションを選択したり、さらに調整を加えたりすることができます。

  3. 「環境設定」ウインドウの上部にある「スライドショー」をクリックします。

  4. 「環境設定」ウインドウの下部にある以下のオプションのいずれかを選択します。

    • 主ディスプレイにプレゼンテーションを表示:  
      メニューバーと同じディスプレイにスライドショーを表示します。
    • 副ディスプレイにプレゼンテーションを表示:  
      メニューバーのないディスプレイにスライドショーを表示します。
  5. 「発表者ディスプレイ」で利用できるようにする項目を簡単に指定するには、項目を選択します。

    各オプションの説明については、後述します。

発表者ディスプレイをカスタマイズするには:
  1. 以下のいずれかの方法で、発表者ディスプレイのプレビューを表示します:

    • 「発表者ディスプレイ」環境設定の下部にある「発表者ディスプレイをカスタマイズ」ボタンをクリックします。

    • 「再生」>「発表者ディスプレイをカスタマイズ」と選択します。

  2. 「発表者ディスプレイをカスタマイズ」ウインドウで、発表者ディスプレイに表示したいオプションを選択します。

    • 現在のスライド:  
      聴衆が見ているディスプレイで現在表示されているスライドのプレビューを表示します。たとえばスライドショーを背後の画面で再生している場合に便利です。
    • ビルドマーカー:  
      現在のスライドのプレビューの下に青の点を表示して、現在のスライド上にあるビルドの数を示します。
    • 次のスライド:  
      次のスライドのプレビューを表示します。
    • スライド進行インジケータ:  
      発表者ディスプレイの上部に緑または赤のバーを表示し、現在のビルドの再生が終了したタイミングや、スライドを続行するためにクリック待ちである時間を示します。赤はスライドが続行する状態にまだないこと、緑はスライドが続行できる状態にあることを表します。
    • ノート:  
      入力しておいた発表者ノートを表示し、現在のスライドでの発表内容を思い出せるようにします。発表者ノートの作成方法については、発表者ノートを追加するを参照してください。
    • 時計:  
      コンピュータの時計に基づく現在の時刻を表示します。
    • タイマー:  
      プレゼンテーションが次のスライドに進んでから経過した時間を通知します(「再生」を押していないとき)。タイマーを設定する方法を指定するオプションを選択します:

      残り時間」は、プレゼンテーションに残された時間を示します。プレゼンテーションに使用できる最大時間を隣のフィールドに入力します。

      経過時間」は、スライドショーの再生を開始してから経過した時間を示します。

  3. 項目を画面にドラッグして、希望通りに配置します。

  4. 画面での項目のサイズを変更するには、右下隅をドラッグします。

  5. 「完了」をクリックします。

また、発表者ディスプレイではその他のスライドショーコントロールを使用でき、任意のスライドにジャンプしたり、プレゼンテーションを黒い画面で一時停止したりすることが簡単に行えます。詳細については、外付けディスプレイの使いかたに関するヒントを参照してください。