スライドショーは、QuickTime ムービーに書き出すことができ、アニメートされたトランジションやオブジェクトビルドをすべて組み込むことができます。

ユーザが自分のペースで進められるように対話型の QuickTime ムービーを作成することもできます。自動再生ムービーにすると、設定したタイミングでトランジションやビルドが実行されます。

スライドショーの QuickTime ムービーを作成するには:
  1. 「共有」>「書き出す」と選択し、「QuickTime」をクリックします。

  2. 「再生設定」ポップアップメニューからオプションを選択します:

    手動で次へ進む:マウスをクリックする、(QuickTime コントロールの)「再生」をクリックする、あるいはキーボードのスペースバーを押すことにより、スライドショーを進めます。

    ハイパーリンクのみ:ハイパーリンクをクリックすることにより、スライドショーを進めます。

    記録されたタイミング:スライドショーにナレーションが記録済みであれば(説明者のナレーションを録音するを参照してください)、そのタイミングでスライドショームービーを進めることができます。

    固定タイミング:スライドショーの進行を制御することはできません。次の手順で指定するタイミングでスライドショーが再生されます。

  3. 「固定タイミング」を選択した場合、スライドが表示されている時間を「スライド再生時間」フィールドに、オブジェクトビルドに要する時間を「ビルド継続時間」フィールドに入力します。

    スライド再生時間:完全にビルドされた各スライドが、最後のオブジェクトビルド終了後、画面に表示されている時間を表します。

    ビルド継続時間:各オブジェクトビルドで、あるビルド段階から次のビルド段階までの間の時間(秒単位)を表します。オブジェクトビルドの第一段階は、画面にスライドが表示された瞬間に開始されるので、遅延がありません。

  4. 「固定タイミング」を選択した場合、「繰り返し」ポップアップメニューからオプションを選択できます。

    なし:スライドショーを 1 回だけ再生します。

    再生の繰り返し:スライドショーを繰り返して再生します。

    再生/逆再生の繰り返し:スライドショーを普通に再生した後、先頭まで逆再生することを繰り返します。

  5. スライドショーがウインドウ内ではなく全画面に表示されるようにするには、「ムービーを開いたときにフルスクリーンモードにする」を選択します。

  6. 「フォーマット」ポップアップメニューから再生品質およびファイルサイズを選択します。

    最高品質、大:最高の再生品質が得られますが、ムービーのファイルサイズも大きくなるため、電子メールや Web 経由で伝送するのは難しくなります。

    CD-ROM ムービー、中:CD を使ってスライドショーをほかの人に送る場合に向いています。高画質を保ちながら、最高品質のムービーよりも多少ファイルサイズを小さくできます。

    Web ムービー、小:一般にムービーの再生品質は劣りますが、ファイルサイズが小さいので、Web や電子メールで共有する場合に向いています。

    カスタム:ビデオ、オーディオに対して、独自に QuickTime 圧縮設定を選択できるので、ファイルサイズと品質のトレードオフを制御できます。

  7. スライドショーのサウンドトラックまたは録音したオーディオを含めるには、「オーディオ」チェックボックスを選択します。

  8. スライドショーの背景に透明な部分があり、QuickTime ムービーでも保ちたい場合は「透明部分を含む」を選択します。

    トランジションの中には、このオプションが選択されていると正しく動作しないものもあります。

  9. 「次へ」をクリックし、ムービーファイルの名前を入力し、保存場所を選択して、「書き出す」をクリックします。

スライドショーにサウンドトラックが含まれている場合、2 つのムービーファイルが作成されます。「サウンドトラック」を追加したファイルにはオーディオしか含まれておらず、削除してもかまいません。

自動再生形式のスライドショーを QuickTime ムービーとして書き出す場合は、次の点に注意してください。

  • スライドショーにサウンドトラックが含まれていれば、オーディオが終了するまでムービーの再生は終わりません。スライドショーがオーディオファイルよりも大幅に短い場合は、より短時間のオーディオファイルを使用する必要があります。

  • スライドショーに「スライドショーを終了」リンクが含まれている場合、これをクリックするとムービーはフルスクリーンモードではなくなります。