オブジェクトの不透明度を調整することにより、ビジュアルエフェクトを設定できます。
たとえば、不透明度の低いオブジェクトを別のオブジェクトの上に配置すると、下のオブジェクトが上のオブジェクトから透けて見えます。不透明度の設定が高いか低いかによって、下にあるオブジェクトはかなりはっきりと見えたり、一部が不透明になったり、まったく見えなくなったりします(不透明度が 100 %の場合)。
オブジェクトを選択します。
ツールバーの「インスペクタ」をクリックして、「グラフィックインスペクタ」ボタンをクリックします。
「不透明度」スライダをドラッグするか、隣のフィールドにパーセントを入力します。
図形の場合、塗りつぶしや線の色の不透明度を、オブジェクトの不透明度とは別に設定できます。「カラー」ウインドウの「不透明度」スライダを動かして、塗りつぶしや線の色を変更した場合、この値がオブジェクトの不透明度の最大値になります。このため、「グラフィック」インスペクタでオブジェクトの不透明度を変更する場合は、「カラー」ウインドウで設定した不透明度を基準にして変更することになります。
オブジェクトの不透明度を変更した後、オブジェクトの塗りつぶしの色を 100 パーセントに戻すことができない場合は、「カラー」ウインドウで不透明度に 100 パーセントより小さな値が設定されている可能性があります。この問題を解決するには、オブジェクトを選択し、「表示」>「カラーパネルを表示」と選択して表示された「カラー」ウインドウで不透明度を 100 パーセントに設定してください。